12月にスタートを切った就職活動。
12月・1月に合同説明会はピークを迎え、ついに本選考を開始する企業が続出しています。エントリーシートにwebテストにグループディスカッション…。慣れない事に戸惑う就活生がほとんどなのではないかと思います。
その中でも、選考初期の段階で特によく目にするのが「webテスト」の文字。Webテストをクリアしないと、説明会に参加できなかったり、エントリーシートすら配布してもらえなかったりという声を周りでよく耳にします。
つまり、いくら面接や志望理由の対策をしっかりしていても、webテスト対策をしっかりしなければ足元をすくわれる、ということではないでしょうか?
今回は、そんなwebテストの3つの落とし穴について私なりに考察したことをお話したいと思います。
1|「私は大丈夫…」そんなことない!webテスト対策は必須だ!
よく、webテスト対策をしていないという人の中に、「私が受ける業界は多分webテスト取り入れてないから…」という人がいます。
しかしそれは大きな間違いではないでしょうか。
現在では、定期採用を行っている企業の6割以上が何かしらの形でWebテストを選考ツールとして使用しているそうです。そして、実際に就職活動をしている大学生のほぼ100%が、Webテストを受検したことがあるというのです。
業界によってはwebテストの通過率が1~2割という企業も。
「Webテストがないと思っていた企業に実はwebテスト選考があり、面接までたどり着くことが出来なかった…。」こんな悲劇が起こらないためにも、就活生はwebテスト対策を万全に行うに越したことはありません。
2|webテスト=SPIではない!
よくwebテストは、SPIだけ対策すれば大丈夫という誤解をされがちです。 しかしながら、webテスト=SPIのことではないそうです。
SPIの勉強はもちろんしなければいけませんが、実際に多くの企業がSPIとはまったく異なる採用テストを実施しているとのこと。SPI以外のwebテストは「オリジナル系」と呼ばれます。
「オリジナル系」webテストの種類は大きく分けて以下の4つ。検索したところ、いずれもインターネット上に対策サイトを見つけることができました。
(1) 玉手箱
Webテストで最も多く使用されています。パーソナリティだけで実施する企業も多数。「言語」「計数」「英語」「パーソナリティ」の問題から形成されています。
(2) TG-WEB
実施企業急増中の超難解テストと言われています。しかしこの試験は問題のパターンが少ないので、何度か受験して完全な解答を用意しておけば大丈夫です。
(3) Web-CAB
IT系の企業でよく見られます。問題数が多く、情報処理能力が必要とされます。 企業独特の問題が出題されるので予め対策が必要となります。問題は主に、規則性、命令表、暗号解読等に分類されています。
(4) リクルーティングウィザード
行動特性と基礎能力の2つを測定します。基礎能力では数値的能力と言語能力の2分野の能力を測定する、計30問の設問に制限時間20分で解答します。いずれも電卓・辞書等の使用で即座に解答できる類の問題ではないと言われています。
まずは、webテストに最も多いと言われている「玉手箱」から対策を始めると良いかもしれません。友人や就活情報サイトなどの情報を元に、自分の受ける企業がどのようなwebテストの形を取っているのか、調べるようにしましょう。
3|webテストの受験場所によって、対策方法を変えろ!
webテストには、自宅で受験するものとテストセンターで行うものがあります。Webテストの受験場所によっても、対策の方法を変えることができるのではないでしょうか。
(1) 自宅
自宅では、普段慣れ親しんだ環境なので落ち着いてテストを受験することができると思います。また、電卓や辞書を隣に置いて受験することも可能です。しかし、企業によっては難関テストも多数。その企業を受けない友人にあらかじめ調査してもらう等、対策を万全に整えましょう。
(2) テストセンター
テストセンターで受ける試験は、SPIの問題から出題されるそうです。試験会場という緊張感とプレッシャーに負けないよう、万全の対策を立てましょう。
また、テストセンターは「点数の使い回し」をすることが可能です。出来る限り早い段階で高得点を取ってしまうと、テストセンターを利用している他の企業を受ける時、楽をすることができます。
まとめ
選考初期によく見られるwebテスト。早期の段階で選考に落ちないためにも、対策をしっかりと行う必要性があると思います。今回の記事では、私が感じたwebテストの注意点を3つに分けてお話しました。
(1) 「私は大丈夫…」そんなことない!webテスト対策は必須だ!
webテストは誰もが通る道、と言っても過言ではありません。自分だけは特別と思わずに、しっかり対策をしましょう。
(2) webテスト=SPIではない!
webテストは一般的にSPIだと思われがちですが、そんなことはないそうです。玉手箱、TG-WEB、Web-CAB、リクルーティングヴィザード等、自分の受ける企業のwebテストに見合った対策を心がけましょう。
(3) webテストの受験場所によって、対策方法を変えろ!
webテストには、自宅で受験するものとテストセンターで行うものがあります。自宅では事前に調査する、テストセンターでは点数を使いまわす等、それぞれ対策の方法を変えると、リラックスして試験に臨めるのではないでしょうか。
本命であればあるほど、Webテストやエントリーシートで落ちるのは悔しい事です。逆に言うと、webテストやエントリーシートは、「対策をきちんとこなせば絶対に通ることができる」関門であると言えます。
対策をしっかりして、後悔のない就活を送りたいですね!