就職活動において自己分析は必要ですし、これまでも自分史を作る時に重要視するポイントや、自己分析で役立つジョハリの窓の3つのポイントについてお話してきましたが、「そんなこと言われても、自分の性格ってよく分からないし…」と思っている就活生の方が多いのではないでしょうか。自分を客観的に見るってものすごく難しいことだと思います。そこで今回は、経営学部で組織行動について学んでいる筆者が習ったパーソナリティの要素についてお話したいと思います!
|パーソナリティって?
パーソナリティは、以下のように説明されています。
個人の思考と行動を特徴づける一貫した傾向。人格とも訳されるが、日本語の「人格者」のような肯定的な価値は含まれない。ラテン語で「仮面」を意味する言葉である。心理学や社会心理学では、パーソナリティを気質、性格、能力の3要素の複合体と考えることが多い。気質は生来不変的であるとされ、性格は経験を通じてある程度変化する。能力は身体的・精神的機能の基本的な可能性を示す。パー ソナリティの形成に影響を及ぼすのは主に遺伝要素と環境要素であり、両者は密接に結びついている。前者は気質と深く関連する生理的・身体的特性に影響を与 える。後者は家庭環境と自然的・文化的環境とに分かれ、そこでの成長・適応の過程で個人のパーソナリティに影響を与える。Kotobankより。 |
|最も変化しないのがパーソナリティ
パーソナリティは生まれながらに親からもらった特性で一人一人異なると言われています。パーソナリティの外側には価値観があり、価値観は何かを選択する時の判断基準になるようなものです。その外側には態度があり、その外側には行動があります。より外側の要素の方が外部からの影響を受けやすいと言われています。
|パーソナリティの測定方法
パーソナリティを測定する方法として様々な方法がありますが、そのなかでも最も用いられているのはMBTI(マイヤーズ&ブリッグズの性格タイプインデックス)です。
外向型 | 内向型 |
五感型 | 直観型 |
思考型 | 情緒型 |
決断型 | 柔軟型 |
これらの組合わせ16種類で判定します。
例えば私は、内向型、五感型、情緒型、決断型で「組織人」となりました。MBTIは自己認識や職業指導のために用いられていますが、職務成績とは無関係だと言われています。
MBTIの測定が出来るツールもインターネット上にありますが、100%信用するのではなく、あくまで参考にする程度にした方が良いと思います。自分のパーソナリティを認識することで、仕事の適性が分かるのはもちろん、面接で長所や短所を尋ねられた時にも、これまでの経験を踏まえて論理的に説明することが出来るのではないかと思います。
▼今回のまとめ
いかがでしょうか?MBTIというツールを知っていた人もそうでない人も、診断してみたい!と思えましたでしょうか。
パーソナリティとは、人を分類するために用いる心理的な特性の組合わせです。基本的にパーソナリティは変わらないと言われているので、自分がどのタイプなのか調べ、自己分析に活かしてみてはどうでしょうか。
|16種類の性格タイプ
外向型人と接するのが好き。活動的。 | 内向型ひとりでいるのが好き。控えめ。 |
五感型実体験を重視する。五感を駆使して情報収集する。 | 直観型第六感に信頼を置く。想像力を重視する。 |
思考型個人的な感情に惑わされない。 | 情緒型価値観や感情をもとに決断を下す。 |
決断型早めに決断。てきぱき行動する。 | 柔軟型あらゆる選択肢を考慮。可能性を考える。 |